バウハウス コラボレーションアイテム登場!
2019年9月17日(火)

1919年、ドイツの古都ヴァイマールに、建築家ヴァルター・グロピウスにより造形学校「バウハウス」が開校されました。それから100年、実験精神に満ち溢れたこの学校は、造形教育に革新をもたらし、今日にいたるまでアートとデザインに大きな影響を及ぼしています。バウハウス創設100周年にあわせ、日本では「バウハウス100周年委員会」が発足。2020年までの3年間に、「バウハウス100ジャパン」と題したプロジェクトを展開します。これを記念して、グラニフは、バウハウス100周年委員会、中央公論美術出版のご協力により、「バウハウス/Bauhaus」Tシャツを制作しました。

Profile

     

1919年4月、建築家ヴァルター・グロピウスは、ヴァイマール美術大学とヴァイマール工芸学校を合併し、新たな造形学校「バウハウス」を開校しました。「バウハウス」設立宣言が記されたパンフレットで、 <全ての造形活動の最終目標は建築である!>とグロピウスは呼びかけます。バウハウスという教育機関が、諸芸術の統合をめざす新たなひとつの共同体となるのだ、という志向の表明でした。

学長の職は、ヴァルター・グロピウスからハンネス・マイヤー、ミース・ファン・デル・ローエへと受け継がれていきますが、ヴァイマール共和国の崩壊、世界規模の不安定な政情により、「バウハウス」は存続することができず、1933年8月にわずか14年という歴史で閉校されます。しかしながらその活動は現代のアートとデザインに今も大きな影響を与え続けています。

Collaboration design

1923年バウハウス展のポスター / Poster from the Bauhaus Exhibition in 1923
<1923年 690 × 477mm リトグラフ>

ヨースト・シュミットによる1923年の「バウハウス展」のポスター。素朴な印刷技術の効果を活かした力強い構成で、ヴァイマール期を代表する作品となっています。

「バウハウス展」の開催期間がポスター製作中も決まらず、【JULI(ドイツ語で7月の意味】の横に書かれた<25>は、後日加筆されました。ミサワバウハウスコレクションでは、貴重な日付入りのポスターが所蔵されており、今回のコラボレーションデザインに採用させていただきました。

ミサワホーム株式会社所蔵

バウハウス叢書 2 / Bauhaus Book 2
<1925年 180 × 288mm p52>

1925年から1929年にかけて刊行された「バウハウス叢書」と呼ばれるシリーズ2刊目のパウル・クレーによる「教育スケッチブック」(1925年)の表紙より。

数多くの作品を残しているパウル・クレーも、1920年から1931年の間、「バウハウス」のマイスターとなり、ステンドグラス工房、織物工房、絵画クラス、基礎課程などを指導していました。「形式的手段とのお付き合い」と自らの授業を呼んだパウル・クレーが、造形芸術の手段としての線、明暗、色について、ヴァイマール校時代の1921-22年に行った形態論の授業のエッセンス集です。

バウハウス叢書 14 / Bauhaus Book 14
<1929年 183 × 233mm p224>

1925年から1929年にかけて刊行された「バウハウス叢書」と呼ばれるシリーズ14刊目のラースロー・モホイ=ナジによる「物質から建築へ」(1929年)の表紙より。

バウハウス・ヴァイマール校に1923年に招かれた、ラースロー・モホイ=ナジは、基礎課程で教えるとともに金属工房のマイスターとして指導しました。バウハウス叢書は1924年にヴァルター・グロピウスと共に企画・共同編集により<全14巻>が出版されました。

バウハウスの看板 / Bauhaus sign at angle
<1931年 ゼラチン・シルバー・プリント>

建築家、写真家として知られる山脇巌の撮影によるバウハウス外観の写真。

山脇巌は1930年、道子夫人とともにバウハウスへ留学し、建築やフォトモンタージュなどを修得しました。 留学中に撮影した写真が多数残されています。バウハウス閉鎖後、1932年帰国し、帝国美術学校(現:武蔵野美術大学)の校長職や、日本大学、日本大学芸術学部デザイン学科の教授にも就いていました。

(C)2019 Yamawaki Iwao & Michiko Archives / Image:東京都歴史文化財団イメージアーカイブ

宇宙の輪郭 / An Outline of the Universe
<1937年 2,270 ×1,670 mm>

写真と線描とのコラージュにより表現されたラスロー・モホイ=ナジの「宇宙の輪郭」。バウハウス閉鎖後の1937年に「ニュー・バウハウス」をシカゴで設立し、バウハウス時代の構成主義的な作風を継続して追求するデザイン教育を進めました。視覚の新技術であった写真や映画というメディアに着目し、写真を「光の造形」と捉えていました。

Image:東京都歴史文化財団イメージアーカイブ

▶▶︎ アイテム一覧へ

bauhaus 100 Japan ・exhibition schedulebauhaus 100 Japan ・exhibition schedule

bauhaus 100 Japan ・touring exhibition

「開校100年 きたれ、バウハウス ー造形教育の基礎ー」

バウハウス100周年を日本で祝う巡回展「きたれ、バウハウス」展では、バウハウスの教育の核心にあり数々のデザインが生まれる土台となった基礎教育を展示の柱に、クレーやカンディンスキーなど各教師たちの授業内容を紹介し、さらに、金属工房や家具工房など各工房で繰り広げられたバウハウス教育の豊かな成果とその広がりをご覧いただけます。

  • 2019/08/03(土) - 09/23(月祝)・新潟市美術館
  • 2019/10/12(土) - 12/01(日)・西宮市大谷記念美術館
  • 2020/02/08(土) - 03/22(日)・高松市美術館
  • 2020/04/11(土) - 05/31(日)・静岡県立美術館
  • 2020/07/17(金) - 09/06(日)・東京ステーションギャラリー
  • 主 催  各開催館(上記5館) 、バウハウス100周年委員会

バウハウス100周年記念「新装版 バウハウス叢書」

バウハウス100周年を記念して、中央公論美術出版より日本語版の「バウハウス叢書」が新装版として復刊されます。バウハウスは、出版においても重要なプロジェクト推進し、優れた出版物を発行しました。
ヴァルター・グロピウスとラースロー・モホイ=ナジによって企画された、第1巻のグロピウス著『国際建築』(1925)から第14巻のラースロー・モホイ=ナジ著『材料から建築へ』(1929)に至るまで計14巻の著書が刊行されました。(刊行期間 1925-1930)

中央公論美術出版により、1991年から1995年に刊行された日本語版の「バウハウス叢書」は、優れた翻訳と原本に忠実なデザイン・装丁・造本により高く評価されてきました。その後、時を経て絶版となった巻も少なくなく、復刊が望まれていたところ、バウハウス100周年を機に復刊が実現し、しかもペーパーバック版として2019年8月よりリーズナブルな価格でリリースされます。

■中央公論美術出版
http://www.chukobi.co.jp/