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2021.03.16 (wed)

2021年3月30日(火)グラニフ絵本座談会 セレクションアイテム登場

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グラニフのお客様へ紹介したい絵本をテーマに開催された「グラニフ絵本座談会」
たくさんの絵本作家さんとコラボレーションをしてきた経緯から、絵本に携わる5名の日本を代表する有識者をお呼びして『グラニフのお客様へ紹介したい絵本』をテーマに、グラニフ本社にて「グラニフ絵本座談会」を開催させていただきました。候補にあがった多くの作品の中から、今回は5作品とのコラボレーションです。
2021年3月30日(火)リリース「グラニフ絵本座談会 セレクションアイテム」に選定されたデザインが生まれるまでのストーリーと、素敵で贅沢なラインナップをぜひお楽しみください。

「グラニフ絵本座談会」参加者
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木村 真様(学研プラス)
ダイ小林様(URESICA)
土井 章史様(トムズボックス)
筒井 大介様(nowaki)
森下 訓子様(MOE編集部)
*50音順で記載させていただいております。

司会進行
石川(グラニフ)
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絵本が好きなグラニフのお客様へ

グラニフ 石川(以下・石川):
本日は皆様大変お忙しい中、お集まりいただきまして誠にありがとうございます。
グラニフのコラボレーションアイテムはたくさんの工程とコミュニケーションがあり、グラニフの店舗やオンラインストアでリリースさせていただいております。今回のこの「グラニフ絵本座談会」企画のテーマといたしましては、本日お集まりいただきました絵本有識者の皆様より、絵本好きなグラニフのお客様へ「ぜひこの作家さんを見てもらいたいな」や、「この絵本、このシーンを見てもらいたい」などのおすすめ、皆様が思う「Tシャツになったら良いな」というデザインをご紹介をしていただき、2021年4月リリースされるコラボレーションアイテムへ繋げさせていただきたいと考えております。

 
URESICA ダイ小林

画家、イラストレーター、絵本作家、陶芸家、クラフト作家など幅広く紹介される
東京・西荻窪にあるギャラリー&ショップの店主
 
クレヨンだっていうのもわかるならすごい訴求力(小林)

nowaki 筒井 大介様(以下・筒井):
いちおしは、【加藤休ミ】さん。クレヨンで魚とか、食べ物を描く作家で、クレヨンとは思えないリアルな表現が素晴らしい。例えばURESICAが去年(2018年開催)いろんなイラストレーターがバッグを作るというフェアで、クレヨンで描いたししゃものトートバッグを今日持ってきたんですけど、こういう風にさかなっていう素材をグラフィカルに使ったものがカッコ良いなと思って。

電車の中とかで知らない人に話しかけられたりとか、スーパーでレジの人にかっこいいですねって言われたりして…(笑)一見遠目に見たらさかなとは思わないような、なんかメタリックなデザインで、でも近くで見たら、これ、さなかなんや、しかもこれ、クレヨンで描いてるっていうところにも驚きがあって、なんかそういうのを、Tシャツにしたらカッコ良いんじゃないかなぁと、常々思っていて。
石川:
【加藤休ミ】さんの作品には、他にもガイドブックとはちょっと違う観光案内という『おさかなかんこう あさくさかな』(BL出版株式会社)のインパクトも すごかったですよね。【加藤休ミ】さんの作品の中でお好きなシーンとか、もしくは、これTシャツになったら絶対着る!っていうのをお伺いできればと思います。

筒井:
絵本でっていうのも、結構難しい…(笑)だから絵本の場面というよりは、素材を使っておっきく前後にプリントされていてもよいと思うし、子どもにもめっちゃ
見られるから、キッズTとかも作るんですよね??だとしたらキッズラインとかも色々遊べそうな気がするので。

MOE編集部 森下 訓子様(以下・森下):
外国の人に売れそう日本的だもん!


筒井:
そうそう、よく外国の人に話しかけられるんですよ、なにそれ??っ感じで(笑)近所のスーパーのレジのお姉さんがこれにすごい反応してくれてて、これじゃないバッグで行くと、今日はししゃもじゃないんですねって(笑)だから最近行きづらいなって。(笑)

URESICA ダイ小林様(以下・小林):
ぼくも今日持ってきました!URESICAでめっちゃ売れたししゃもハンカチ持ってきました!ししゃもがね、切り取りとかになっちゃうんでなかなか難しいと思うんですけど、魚いっぱいあるんで。サバとか、魚シリーズ。すごいカッコ良いと思うし、インパクトがすごいと思いますし、あとこれがクレヨンだっていうのもわかるならすごい訴求力はあると思う。ししゃも作家みたいになってて、あまりにも人気なんで(笑)意外と若い女性の方とかにも人気があるんじゃないかって。ファブリックにやってもこれだけ発色出るよって意味で、とてもお勧めしたくって、ぼくは今日【加藤休ミ】一択で、お勧めする気持ちできました(笑)
クレヨンで描いたおいしい魚図鑑/加藤休ミ(晶文社)
筒井:
【加藤休ミ】さんは何色も丹念に塗り重ねて、それを削ったりしながら魚の質感を再現してるんですよね。 うちもね、年末年始【加藤休ミ展】をやって、<鯛の風呂敷>を作る予定です。布物にすごい実はあってるんじゃないかって。

石川:
- クレヨンで描いた -って表紙に書いてあるから、そうだと思って見ているんですけど、途中から忘れますよね?【加藤休ミ】さんとお話する際に改めてご本人様のご意見も伺って、どういうのにしましょうかって、流れにするのもありだと思います。
nowaki 筒井 大介

絵本編集者
グラニフでもお馴染みミロコマチコさんや石黒亜矢子さんなどの編集担当
アーティストとしてこれからブレイクしていく人だろうって(筒井)

筒井:
【網代幸介】という、去年(2018年)絵本デビューした、絵本作家というより画家だと思うんですけど、この人の場合も、本の中を使っても良いし。絵本のやつを何パターンか 作りつつ、本当タブロー(※)が素晴らしいので、描き下ろしの展覧会で飾る絵が常にすごいので、なんかそういうもので。網代さんもハンカチとか最近やって、うちの店でも 網代さんのハンカチすごい出るんですよ。やっぱり、結構布のものと親和性が高いのかなって。これから、というか知っている人はもう熱狂的に支持していて、これがもうちょっと 幅広い層に波及してくんじゃないのかなって。きっと、絵本作家としてもそうだけどアーティストとしてこれからブレイクしていく人だろうって思うので、良い頃ですね。
(※)タブロー … 板絵やキャンバス画のこと
サーベルふじん/網代幸介(小学館)
トムズボックス 土井 章史様(以下・土井):
表紙が衝撃的だよね(笑)。

石川:
ストーリーも1ページ目から衝撃でしたね!あ、サーベルふじんってそういうことかっていう。(笑)

筒井:
デビュー作の主人公が顔がサーベルのキャラって凄いですよね(笑)これは昔から温めてたっていうか、展覧会ではこれの立体とかもだしたりしてたから。思い入れのあるキャラクターでデビューしたわけですね。
とにかく今ね、活きがいい人たちでいきたいなーって。グラニフ的な感度の高さで、ぜひ。(笑)
白泉社 森下 訓子

絵本とキャラクターを扱う雑誌「MOE」の編集部
酒井駒子さん、島田ゆかさん、加藤久仁生さんなどを担当
風船って国際的なテーマで、子どもって、国境を越えて風船が好きなんだなと感じました(森下)

森下:
Tシャツの仕上がりをイメージしてみたのですが、作家推しでって考えると【酒井駒子】さん。<ロンパーちゃんとふうせん>を選んだのは、酒井さんは絵本を使ったグッズを作るのに、あまり積極的ではないことで知られていますが、そんな酒井さんが「ロンパーちゃんならいいかな・・・」と 言 ってくださったので 。その理由は、絵本がグッズになると、ちょっとした線や形の違いで絵本の世界観が変わってしまって、難しいと感じられているようです。でも「ロンパーちゃんなら絵本の雰囲気が崩れない感じがする。グッズとしてイメージできる」と。それと、風船って国際的なテーマなのでTシャツにいいかな、と。この絵本は、9カ国で翻訳されていて、子どもって、国境を越えて風船が好きなんだなと感じました。
ロンパーちゃんとふうせん/酒井駒子(白泉社)
小林:
これは使っていいんですか⁇

森下:
この絵本は許可をいただいています!酒井さんがこの絵のグッズを作るときは、絵本では欠けている風船の部分を、他の絵から足してつないでもいいと言ってくださっているので。グラニフの好きな特長の一つに刺繍ものがあって、この風船の色が印刷でいっつも出なくて苦労しているので、このレモン色のような黄色を部分刺繍できたら良いなと(笑)子どもが「この風船欲しい」って思うような風船を、刺繍で表現できたらいいなって。

筒井:
もう見えてる(笑)確定!

小林:
すごい!森下さん今日なんかリハーサルしてきたでしょー⁇(笑)

森下:
えぇーッ(笑)
トムズボックス 土井 章史

西荻窪の古書店「トムズボックス」を経営
フリーの絵本編集者として数多くの作品を担当
 
自分が【和田誠】さんのが欲しいなって(笑)(土井)

土井:
【和田誠】さんはやられてますか?自分が【和田誠】さんのが欲しいなって(笑)
今の人じゃ、【100%ORANGE】さん。

石川:
色々ありますからね、グラニフでもやりたいなって思っていました。
【和田誠】さんだったら、どの系統ですかね??絵本のタイトルでいくと…

土井:
【和田誠】さんは…こんないうのはあれだけど、なんでもいいかなって(笑)
【和田誠】さんは本当にいろいろあるから。

森下:
完成されてますもんね!表紙とかもすごくいいですよね。 配色も完璧ですからね。【和田誠】さんの魅力の一つですよね。和田カラーというか。

学研プラス 木村 真様(以下・木村):
凝ってる絵とかもすごくかっこいいし、絵本でも色々、絶対デザインされてるから、 どこ切り取られても【和田誠】さんの場合はもう…(笑)
あな/和田誠(福音館書店)
学研プラス 木村 真

雑誌「Pooka」や「おはなしプーカ」の編集長
グラニフでもお馴染みのtupera tuperaさんやきくちちきさんなどの編集担当
これは本当に自分が着たいってのも(木村)

木村:
土井さんと被っちゃったんだけど、もう、【100%ORANGE】さん。やってそうだけどやってないなーって思って。彼らも酒井さんと一緒でやっぱりTシャツに関していろんな思い入れがあるからなかなか難しいとは思うんだけど、これに関してはやっぱり、この穴が空いてるセーターを作って欲しいなって。それさえ実現すれ…ほぼほぼ、ぼくは(笑)
あとはまぁ、白地にプリントされてても普通にかわいいんで(笑)これは本当に自分が着たいっていうのもあるし、子どもが着てもかわいいっていうのがあるんで。
ねこのセーター/100%ORANGE(文溪堂)
小林:
また良いの選んできたよー、ちょっと穴の空いたセーター作りたいんですけどって(笑)

森下:
それおもしろい!(笑)

石川:
実際着ることを考えてちょっと二重構造みたいなのにしといても良いかもしれないですね。

木村:
みんな言ってるように、いくらでも出て欲しいなっていうのはいま話してる中でもまだまだ、あの人はあるだろうって(笑) 止まらない感じになっちゃう。

小林:
先輩方のお勧めする作品がびっくりする(笑)本当にたのしかったです!そしてグラニフはいつもこんな楽しんで決めてるんだって思って。
石川:
みんなでアイデア出し合って、みんなの好きなものが集まってる会社なので(笑)事前に候補の作家さんや作品を教えていただいてたんですが、読んでる時間も楽しかったです。これ仕事の時間にしてて良いんだって(笑)作家の方たちにお話しできるのが楽しみです。本日はお集まりいただきました皆様、貴重な時間をいただき誠にありがとうございました。


 

絵本に携わる5名の日本を代表する有識者をお呼びして開催された「グラニフ絵本座談会」は、想定を超える内容となり、ご参加いただきましたみなさまにも大変満足していただくことができました。今回「グラニフ絵本座談会 セレクションアイテム」としてリリースさせていただく絵本作家様のほか、たくさんの絵本作家様のお名前やグラニフに対する今後のご期待など頂戴することができましたが、リリースする作家様のトーク内容のみを抜粋、編集させていただいております。
今後グラニフよりリリースさせていただきますコラボレーションデザインのアイデアとして参考にさせていただいておりますので、今後とも引き続きお楽しみにお待ちください。
また、「グラニフ絵本座談会 セレクションアイテム」についての詳しい情報は、グラニフ公式YouTube『グラプラチャンネル』にて紹介させていただいております。こちらもぜひお楽しみください。

 
 

「グラニフ絵本座談会 セレクションアイテム」
発売日:2021年3月30日(火) グラニフ、グラニフオンラインストアで発売

Tシャツ 5種類 2,750円(税込)(サイズ:SS/S/M/L)
キッズTシャツ 5種類 2,750円(税込)(サイズ:90/100/110/120/130cm)


※販売店舗により入荷状況・販売開始時間が異なります。
※グラニフ国内店舗では、一度のお会計でTシャツ、キッズTシャツを2点以上のお買い上げ、またはTシャツ、キッズTシャツと1,078円(税込)のアイテムとのお買い合せでお得になるセットプライスサービスを実施しております。(一部商品対象外)
※グラニフオンラインストアではセットプライスサービス適用後の価格になります。予めご了承ください。

クレヨンで描いたおいしい魚図鑑
絵本『クレヨンで描いたおいしい魚図鑑』加藤休ミ(著)より。URESICAのダイ小林さん推薦。全てクレヨンで描かれた魚図鑑の中から、ししゃものイラストです。
視覚はもちろん、味覚、嗅覚にも訴えかけるリアルで美味しそうな1枚です。
加藤休ミ / Yasumi Kato

クレヨンとクレパスを用いて、独特の画法で作品を創る、放浪のクレヨン画家。
特に食べ物の描写を得意とし定評がある。
日々、クレヨン画の熟練と探求に余念がない。
絵本の著書に「きょうのごはん」「りきしのほし」「おさかないちば」「かんなじじおどり」 「ぼーるとぼくとくも」「たぬきのひみつ 」など。
絵本の挿画も多数手がける。

 

サーベルふじん
絵本『サーベルふじん』網代幸介(著)より。nowakiの筒井大介さん推薦。サーベル頭で働き者のサーベルふじんが元気を無くしてしまい、元気を取り戻させようと町のみんなが奮起します。印象的なシーンを著者ご本人が再構成した特別な1枚です。
網代幸介 / Kosuke Ajiro

1980年生まれ。東京在住の画家。
これまで国内外の展示で作品を発表。
古代文明、中世ヨーロッパ時代に描かれた遺物や神話、寓話などから影響を受け、想像上の歴史物を制作。
2018年には小学館より絵本「サーベルふじん」を発刊。

 

ねこのセーター
絵本『ねこのセーター』100%ORANGE(著)より。学研の木村真さん推薦。さむがりでなまけもののねこの仕事はどんぐりに帽子をかぶせること。大きな穴が2つもあいたセーターを着ています。扉のイラストを使用したデザインです。
100% ORANGE

イラストレーター。及川賢治と竹内繭子の2人組。
イラストレーション、絵本、漫画、アニメーションなどを制作している。
イラストレーションに『新潮文庫 Yonda?』(新潮社)、『母の友』表紙(福音館書店)、
絵本に『ぶぅさんのブー』(福音館書店)、『ねこのセーター』(文溪堂)、『ここは』文・最果タヒ(河出書房新社)、
漫画に『SUNAO SUNAO』(平凡社)などがある。
『よしおくんが ぎゅうにゅうを こぼしてしまった おはなし』(岩崎書店)で第13回日本絵本賞大賞を受賞。


ロンパーちゃんとふうせん
絵本『ロンパーちゃんとふうせん』酒井駒子(著)より。白泉社MOE編集部 森下さん推薦。ロンパーちゃんが町でもらったふうせんを、飛んでいかないようにお母さんがひもを スプーンにくくってくれました。刺繍加工でふうせんを立体的に表現しています。
酒井駒子 / Komako Sakai

1966年兵庫県生まれ。
おもな作品に『よるくま』(偕成社)、「よるくま クリスマスのまえのよる」 「BとIとRとD」(白泉社)など。「きつねのかみさま」(ポプラ社)で第9回日本絵本賞、 「くまとやまねこ」(河出書房新社)で大40回講談社出版文化賞絵本賞受賞。
また「金曜日の砂糖ちゃん」(偕成社)でブラティスバラ世界絵本原画展金牌、 「ぼく おかあさんのこと・・・」(文溪堂)ではPITCHOU賞(フランス)を受賞するなど、 海外でも高く評価されている。
本商品は『ロンパーちゃんとふうせん』(白泉社)より。


あな
絵本『あな』和田誠(画)より。トムズボックスの土井章史さん推薦。日曜の朝、何もすることがなかったひろしがあなを掘りはじめます。あなから見上げた空のイラストと、 バックにはあなの中で座っているひろしのデザインです。
和田 誠 / Makoto Wada

1936年生まれ。グラフィックデザイナー、イラストレーター。
59年多摩美術大学卒業、ライトパブリシティに入社。68年からフリー。
77年より「週刊文春」の表紙を担当して現在に至る。
74年、講談社出版文化賞ブックデザイン部門受賞。
84年、映画「麻雀放浪記」を初監督。現在まで4本の監督作品がある。
89年ブルーリボン賞、
94年菊池寛賞、97年毎日デザイン賞、
15年日本漫画家協会賞特別賞ほか、受賞多数。

出版した書籍は200冊を超える。